ヴィブラートって・・・『セメレ』

やはり、一ヶ月間、ひとつのオペラ・プロダクションと付き合ってると
舞台上の出来事よりも、「音」のほうに集中してしまいます。

演出は賛否両論あるものの、常にアクティヴなつくりなので
飽きることはありません。
観に来てくださってるお客様に十分楽しんでいただけます。

何度も聴いていると気になってくるのが歌手のヴィブラート

一応バロック・オペラで、オケも古楽器を使ってるので器楽の響きは
明らかにかなり純粋な響きになっているはずです。
勿論、昨今のバロック・アンサンブルはバロックっぽいバロック演奏を
好まないとはいえ、基本的にはヴィブラートを必要最低限に
使っているのみです。

でも、なぜか、こういうオペラ劇場でも大掛かりなプロダクションになると
ソリストはほとんどリリック出身。
バロックのプロダクションだと、さすがにヴェルディのオペラを得意とする
ような歌手は出演することはありませんが。
それでも、かなりなヴィブラート。

正直言って、音程があってるんだかあってないんだか???
特に歌詞を聞き取るのは難しいです。
ヴィブラートを全然かけないというのはかえって不自然なことだと思うので、
賛成しかねますが・・・

ヴィブラートも18世紀の知識人たちの言うように、良い趣味(Bon Gout)で
使い分けてくれると、もっとバロックオペラの醍醐味を深く味わえるのでは?

歌手でもない私がこんなことを言うと、怒られるかもしれませんが。

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プロフィール

まるまりこ

Author:まるまりこ
ヨーロッパに暮らして17年、日本に帰国しました。17年はあっという間にたっちゃいました。いい経験をいっぱいさせてもらって…。

HPはページ下の方にリンクしてある、まるまりこ'sHP『陽だまりティータイム』をクリックしてね。

イタリアの16・17世紀の音楽に惚れ込み、留学当初はミラノに暮らすつもりで来てみれば、ひょんな事情からスイス・フランス語圏のジュネーブに落ち着き、しばらくはこの2カ国を行き来して、学生生活を楽しんでました。
段々に興味も広がって、18世紀・19世紀のヨーロッパ各国の音楽にレパートリーを拡大していくうちに、オランダやフランスへも出没。シメにはパリでフリーのミュージシャンとして活動。
ヴァイオリン弾き、そしてたまにはガンバなんかも弾きます。

子供の頃から日向ぼっこしながら、お布団に包まって縁側に転がってるのが一番の幸せドキドキだった私。いまだに陽だまりでお茶をすすりながら丸くなって座って、いろんなことに思いをめぐらせています。

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パリで一緒に勉強した仲間とスタートしたアンサンブル
“Harmonia Grave e Soave”
ホームページはこちら→http://shin1.free.fr/HGS/

このグループでの活動は堅苦しい堅苦しいイメージを、もっと気軽に、スウィング感覚で楽しんでもらえるとうれしいです。パリで出会った仲間達だけど、みんなフランス以外の国でも勉強してきたから、このミックスが面白い!
近頃は正式に料理人としてもお仕事してます。といっても、得意な欧風家庭料理のみですが。

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